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2020年3月のレッスンについて

3月のレッスンは、お休みとすることに致します。

皆さま、どうぞ 気を付けてお過ごし下さい。

プシケの皆さま

 

 

突然の休校のお話で、慌ただしい時間をお過ごしのことと思います。

お休み初日が終わりました。 生活のリズムは見つかりましたでしょうか。

 

 

プシケでは、木曜夜に発表があった後、金曜日には役員さんにお願いして 3月の公民館の使用申込み を全てキャンセルして頂いておりました。

2/29(土)・3/1(日)のアトリエレッスンは通常どおり行いましたが、レッスンの中で、「アトリエレッスンも 学校と同様に開催できないだろう」との旨、お伝え致しました。

そして ご存じの方も多いですが、土曜最後のクラスの方にご協力頂き、お休み中に各自で行うことができる 1時間程のジャズレッスン動画を撮影致しまして、ジャズクラスの方にはお廻ししております。 各ジャズクラスのお子様方には、「1時間目:算数、2時間目:国語、3時間目:プシケ みたいな感じで練習してね!」とお伝えしておりました。

そのうち、バレエの先生方からも 何か課題を頂けるのではないかと期待しています。

 

 

この度の措置は 強制ではないようですが、その目的を考えると、できる限り皆で協力し合うことが 高い効果を生むのではないかと思います。

また 私共は、新座市教育委員会 及び 埼玉県オリパラ課 とも 無縁ではございませんので、その決定と同じ方向を向きたいと考えまして、3月はお休みにさせて頂くつもりでおります。(もちろん 会費は必要ございません。)

皆様方のご理解 を頂けますよう お願い申し上げます。

 

 

世の状況が変わって参りましたら、変更できることがあるかもしれません。

その際には、またご連絡させて頂きます。

皆さま どうぞ、健康には充分お気を付けになって お過ごし下さい。

世界中が早く穏やかになりますことを祈りつつ・・・

失礼させて頂きます。

 

2020.03.03

プシケ 伊藤

既にご存じの方もいらっしゃると思いますが、

ネットで、すてきな記事を見つけました!

私も、見習って過ごしたいと思います!

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200302-00000002-ovo-life

 

 

 

ペスト時代の教訓から学べ 休校のミラノで校長のメッセージが話題に

3/2(月) 13:19配信

 

 

新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めようと、政府が全国的な学校の休校を要請して議論が広がっている。同様の政策をとるイタリアで、休校になった高校の校長が、17世紀のペストの流行を扱った作家、マンゾーニの小説の一節を引用しつつ、「デマに翻弄されず、休みの間もふだん通りの生活を続け、良質な本を読んでください」という生徒に向けたメッセージを公表、話題になっている。

 

 現在新型コロナウイルスの感染者が300人以上出て対策に奔走しているイタリア北部、ロンバルディア州の州都、ミラノにあるアレッサンドロ・ヴォルタ高校のドメニコ・スキラーチェ校長が書いたメッセージは、イル・ファット・コティディアーノなど現地メディアが全文を伝え、「その通りだ」「なんて素晴らしい校長だ!」「こういう教師に教えを受けている生徒たちは希望の源だ」といった反応が相次いでいる。

 

 

 ――ヴォルテ高校の皆さんへ

 

 “保険局が恐れていたことが現実になった。ドイツのアラマン人たちがミラノにペストを持ち込んだのだ。感染はイタリア中に拡大している…”

 

 これはマンゾーニの「いいなづけ」の31章冒頭、1630年、ミラノを襲ったペストの流行について書かれた一節です。この啓発的で素晴らしい文章を、混乱のさなかにある今、ぜひ読んでみることをお勧めします。この本の中には、外国人を危険だと思い込んだり、当局の間の激しい衝突や最初の感染源は誰か、といういわゆる「ゼロ患者」の捜索、専門家の軽視、感染者狩り、根拠のない噂話やばかげた治療、必需品を買いあさり、医療危機を招く様子が描かれています。ページをめくれば、ルドヴィコ・セッターラ、アレッサンドロ・タディーノ、フェリーチェ・カザーティなど、この高校の周辺で皆さんもよく知る道の名前が多く登場しますが、ここが当時もミラノの検疫の中心地であったことは覚えておきましょう。いずれにせよ、マンゾーニの小説を読んでいるというより、今日の新聞を読んでいるような気にさせられます。

 

 親愛なる生徒の皆さん。私たちの高校は、私たちのリズムと慣習に則って市民の秩序を学ぶ場所です。私は専門家ではないので、この強制的な休校という当局の判断を評価することはできません。ですからこの判断を尊重し、その指示を子細に観察しようと思います。そして皆さんにはこう伝えたい。

 

 冷静さを保ち、集団のパニックに巻き込まれないこと。そして予防策を講じつつ、いつもの生活を続けて下さい。せっかくの休みですから、散歩したり、良質な本を読んでください。体調に問題がないなら、家に閉じこもる理由はありません。スーパーや薬局に駆けつける必要もないのです。マスクは体調が悪い人たちに必要なものです。

 

 世界のあちこちにあっという間に広がっているこの感染の速度は、われわれの時代の必然的な結果です。ウイルスを食い止める壁の不存在は、今も昔も同じ。ただその速度が以前は少し遅かっただけなのです。この手の危機に打ち勝つ際の最大のリスクについては、マンゾーニやボッカッチョ(ルネッサンス期の詩人)が教えてくれています。それは社会生活や人間関係の荒廃、市民生活における蛮行です。見えない敵に脅かされた時、人はその敵があちこちに潜んでいるかのように感じてしまい、自分と同じような人々も脅威だと、潜在的な敵だと思い込んでしまう、それこそが危険なのです。

 

 16世紀や17世紀の時と比べて、私たちには進歩した現代医学があり、それはさらなる進歩を続けており、信頼性もある。合理的な思考で私たちが持つ貴重な財産である人間性と社会とを守っていきましょう。それができなければ、本当に ‘ペスト’が勝利してしまうかもしれません。

 

 では近いうちに、学校でみなさんを待っています。

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